挑戦無くして未来は無い:メルカリ決算を読む

注目のメルカリが上場したので、決算状況を見たかったのですが、なかなか良い情報が見当たらなかったので、公開されている決算公告を読んでみました。

情報がまだ少ないので、読み間違えがあったらごめんなさい。
そしてあくまでも投資は自己責任でお願いします。

ざっと見たところ、この会社の状況は損益でもキャッシュフローでもなく、貸借対照表に全てがあります。

まず事業の整理。


メルカリは、売りたいと買いたいをつなぐ仕組み。

欲しいものがあったら購入、お金を払う。
お金はいったんメルカリに入り、売った人が欲しい時に引きおろす。もしくはポイントに変えて、別の欲しいものを買える。

つまり大切な点はここ。

購入者が支払ったお金は、すぐに売った人に渡されるわけでは無く、時間差がある。一方、メルカリからしたら、受け取ったお金は預かっているだけのお金なので、いつか販売者に返さなければならない。つまり払う予定で預かっているお金。


ここまで理解したところで貸借対照表。

すごくシンプルなBSなので、資産から。

この会社の資産は、現金と関連会社の株式。
それだけだと言える。そしてほとんどが、現金。

487億円。

で、この現金の内訳が重要。

487億円のうち、未払い金が233億円。おそらくさっきの話。利用者に返さなくちゃいけないお金がほとんどだと思う。

資本金は、これまでの事業運営で使い切っているみたいなので、借入金が相当額ある。

で、未払金と借入金で、ちょうど487億円。

つまり現段階においては、販売者に返さなければならないお金と、借入金で全て。
どっちも借金なわけだから、借金相当分が現金として手元にあるだけと言える。

だから、ちょっと俯瞰してみると、黒字基調に入り借金と手元資金が丁度バランスしている今が、上場のタイミングだったことがわかります。

キャッシュフローが黒字だからすごい。と言っている人がいますが、それは入金が先行し、支払いを遅らせるビジネスモデルだからで、そこはあまり重要ではないと思います。

むしろ貸借対照表を見る限り、シンプルな構造で会社運営をしていて、あとはもう少し取引総額が増えて行きさえすれば、事業は拡大しはじめる。その入り口にいるということです。

貸借対照表には、経営者の信念が出てしまいます。そういう意味では、信念を曲げずにやってきた様子が見えて、本当に素晴らしいです。

当然ながらフリマ市場だけで、これ以上さらに大きくというのは限界があります。

だからこそ、海外や、他事業への展開も行わなければならない。
全体のボリュームをどうやって増やせるか。そこにかかっていると言えますからね。

挑戦無くして未来は無い。
まさにそんな感じです。

こんな会社にこそ、頑張ってほしい。
そして、ぼくもがんばります。

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