2017年9月23日土曜日

海に行く理由

You have zero control over the ocean.
The only thing you have control over is your attitude and actions.


ぼくがカイトボードをはじめたのは、上場していた会社をMBOして、もう一度自分がやっていることを見直し、本当にやるべきことは何かを模索しはじめた頃だ。

自信もあったけど、不安はもっと大きかった。
それでも行動したのは、根拠は脆弱なんだけど「直感に従うなら、やらなければならない」という気持ちがぼくを動かしていたからだ。

そんな時、全くやったことのないことに挑戦してみようと思って、昔サンフランシスコで見たカイトボードをはじめた。

なんどもなんども、風と波に翻弄された。

あたりまえだけど、海も風も、人間なんて関係ない。
海の上では、海をコントロールできるわけもなく、自分をコントロールして海に遊ばせていただくだけだ。


あーだ、こーだと理屈をこね回している暇もなく
海と自分だけの世界
でも海は海なわけだから
なんだか無心な自分の中に入っていく感覚

でも、素晴らしいことにカイトボードは危険な側面もあるので
はじめて行った見ず知らずの場所であっても、カイトボーダー同士は助け合う

海の上で、無心な自分と向き合っているにもかかわらず
仲間がいる安心感を同時に感じる

そしてヘトヘトになるまで乗り倒した夕方
傾いた夕日が海をキラキラと照らし始めると、いつも思う。


あー、おれは何てちっぽけなことにクヨクヨしてたんだろう
人間なんて、小さな存在なんだな
だから、辛いこともあるかもしれないけれど、くじけずに努力を続ければ
いつかきっと、不可能だったことが可能になって
「できなかったこと」が「できる」に変わって
きっともっと前に進むことができる。

なんか、そんな気分になる。

きっとマリンスポーツをやっている人は、多かれ少なかれ、みんなそんな気分なんだと思う。

スポーツをしに行くというよりも、自分をリセットしにいく。
忘れそうになっていた何かを取り戻しにいく。


戦争から帰って来た退役軍人、人生に絶望して死んでいく人が多いのだと言う。
そうした人たちに、サーフィンを教えるプログラムがあるらしい。

海に向き合っているうちに、生きて行く意志を取り戻す。
そういうことだ。

彼らの過酷さは、ぼくなんて想像もできないレベルなんだろうけど
ぼくの色々もないまぜになって、深く心につきささる。


Netflixオリジナル作品「RESURFACE

はやく本編を見たい。

そして、海にいきたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿