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1月, 2017の投稿を表示しています

サタデースクールはじめます

子どもたちがテクノロジーに触れ、テクノロジーと遊べる場所「テックパーク・キッズ」。はじめのうちは、「子どもたちが理解するには、子ども向けのコンテンツじゃないとダメじゃないか。」とか考えていました。

でも、集まってくる子どもたちに触れていると、そうじゃないってわかってきた。

「子どもだから」ではなく、「はじめてテクノロジーに触れる人たち」の入り口を準備し、その先の道を用意してあげること。ぼくたち自身エンジニアなので、テクノロジーの楽しさは熟知している。だから、適切な入り口さえ用意してあげれば、あとはその先がどんなに楽しいかは、いくらでも見せてあげられる。


例えば低学年生には、マインクラフトの仮想空間で作り上げた建造物を3Dプリンターで出力したり、高学年生は専門家が使うようなプログラム言語で、ゲーム作りをしたり。つまり、子供向けの子供のツールではなく、子供の入り口を準備したプロのやり方を、ぼくたち自身の知識と経験で作り上げてきた。

まぁ、とにかく驚くほど緻密な建造物を3Dプリンタで出力する子とか。素晴らしくプログラムセンスの良い子とか。ゆっくりだけど、最後にはすごい個性を見せつける子とか。

ひとりひとりキラキラするような個性の持ち主ばかり。

たぶん、テックパークに集まってきた子どもたちがキラキラしているだけじゃなくて、子どもたちには、ちゃんとした入り口さえ用意してあげて、自分のペースで、自分の個性で、その先の歩き方を教えてあげれば、だれだってまぶしいくらいの個性を発揮できるということなんだ。

そんな誇らしくも素晴らしい場所。子どもを通わせたいけれど、平日の学童保育としては通えない。だから、休日にカリキュラムだけ受けられないか。そんな声が多く寄せられていました。

ぼくたちは、塾を作ったつもりじゃないし、子どもたちをたくさん集めすぎて、一人一人の個性が輝きはじめるのを手伝えなくなってしまうのも嫌なので、ちょっと躊躇していたのも確か。

でも、子どもたちと一緒に作り上げてきたコンテンツを、みんなメキメキと吸収していくのをみて、決めました。

土曜日に、ぼくたちのカリキュラムを受けられる時間。サタデースクールをはじめます。

コンテンツは3つ。

「ゲームをつくろう!プログラミングコース」
「ロボットで学ぶ電子工作コース」
「パソコンでマインクラフトコース」

入り口は誰でもできるもの…

音声認識を使ったプロジェクトから考える変化の時代

先日あるプロジェクトで、「現場で作業をする人の会話を文字化する」ということを実験的に取り組むことになった。実験的というのは、「作業しながら話をしている声をちゃんと認識できるのか」とか、「業界の専門用語があるんだけど、そういうの認識できるのか」とか。できたらいいなだけど、色々課題はありそうなので、とりあえず実験するということ。POCってやつね。Proof of Concept。コンセプトが実現できるのかを実証する。


 ぼくらはMAGELLAN BLOCKSを使って実験。今回は、音声を認識するだけなので、独自の学習モデルとかは作らず、BLOCKSに登録されているGoogleの学習済み音声認識機能ブロックを使った。

 もうひとつは、国内でも圧倒的実績のある音声認識パッケージ。なんでもこの業界の専門用語を数万語登録してあるという。

 Googleの音声認識機能というのは、Speech APIという名前のクラウドサービス。Googleがこれまで様々なサービスで培ってきた機能を、クラウドで使える。

 これって何かというと、Androidで「OK, Google!」って言うと質問に答えてくれるヤツ、あるよね?あのサービスって、世界中の人が使えば使うほど、Googleの機械学習が、音声について学んでいる。学べば学ぶほど、OK Googleは便利になるわけだから、世界中の人が使って、世界中の人が便利になるという仕組みのサービスなんだよ。

 Googleが得意なのは、こういう機械学習で、教師なし学習というやつ。どういうことかというと、荒っぽく例えるなら学校の試験で出るような難しい問題があるとして、数学とか物理とか、答えよりも解き方が重要なやつ。そういうやつを、問題と答えだけたくさん見せていくと、コンピュータは解き方を見つけ出してしまう。そんな感じ。解き方を教えなくても、自分で見つけ出すので「教師なし」。

 で、さっきのプロジェクト。Googleは、単純に世界中の人との会話で学んだだけ。一方は、専門用語辞書を万全に備えた仕組み。


 結果は、BLOCKSの圧勝だった。つまりGoogleの圧勝ね。

 このプロジェクトの結果は、いろいろ考えることが多かった。だって、対抗馬になった仕組みは、実績もあるのでプログラム的にはよくできているんだと思う。そして専門用語をたくさん用意してあるのでデータ…

ぼくらがBLOCKSで機械学習サービス「MLボード」をリリースする理由

社会は、ますます複雑化してきているし、世の中は不連続な出来事であふれているかのようだ。理解しがたく、未来が見通しにくい時、人は過剰な行動で何かを守ろうとするのかもしれない。

 世界では、飢えや貧困に苦しむ人がいる一方で、生産される食料の3分の1は廃棄されている。「もったいない」という精神が息づいていると賞賛された日本は、食料廃棄率では世界一で、5,000万人の人が一年間に食べる量を毎年捨てているのだ。

 その一方、流通業の課題は廃棄ロスとチャンスロスだと言われている。仕入れすぎて廃棄せざるをえないロスと、せっかく欲しい人がいるのに、商品を渡せないというロス。

 欲しいものがいつでも手に入り、電気もガスも水道も、途切れることなく提供される。電車もバスも時間通りに来て、注文したものは時間通りに届く。友達とはSNSでいつでも会話ができるし、行きたかったコンサートの情報は、間違いなく届いてくれる。

 便利な社会は、みんなが望んだから成立しているわけなので、望んだ未来がだんだん形作られているとも言える。でもその一方で壮絶なる無駄があり、世界のどこかで苦しむ人がいることを無視したかのような繁栄は、本当にいいのかとも思ってしまう。

 だからこそ。便利さを維持するためにも。無駄な部分をどうやって切り詰めていくことができるのかを、企業も社会も真剣に考えている人たちがいるのだ。そしてぼくたちは、真剣に社会の不合理なところと向き合っている人たちが、自分の手で確かめ、自分で考え、解決していくための手段を提供していきたい。そう思ってサービスを磨いてきた。


今日、MAGELLAN BLOCKSに新しく機械学習機能「Machine Learningボード」(MLボード)をαリリースします。αリリースというのは、まずは試験的にも使ってみたいと望んでいる人だけに使ってもらうリリース。

 これまでは、グルーヴノーツがコンサルティングしながらMLボードを使っていた。そしてこれからは、コンサルタントがいなくても自分でできる。でもコンサルタントがいないということで、使いにくいところがあるかもしれない。そういうところに耳を傾け、改善していく。それがα、その後に一般公開するのがβ。この段階では、もっと多くの人に使ってもらう、さらに改善を行って最終リリースに持ち込む。評判になったりとか、話題になったりとかより…