2015年12月29日火曜日

福岡に進出するということについて


福岡に移住してくる人が多い。

調べてみると、初めて国勢調査をした大正9年から、戦争時期を除いてずーっと人口が増えている。なので「福岡移住計画」という福岡市のプロモーションのおかげではなさそうなんだけど。とにかくファンダメンタルに人口増が続いている都市だ。

福岡ローカルに限定して考えてみると、人口増を前提にしたビジネスはいいとしても、法人向けビジネスは、ビジネス規模も先進性という意味でも、あまり期待できない。なので、地元企業を対象にしたビジネスをしている会社は地道にやるしかなくて、アグレッシブな挑戦がしにくい状況。だから、大きく成長するという絵を描けないでいるところが多い。

それなのにだ。進出する企業の話はきわめて多い。

これは一体なんなんだ。ということなんだけど。

まぁいろいろ聞いてみると、福岡に進出した企業、進出を検討している企業の一番の関心事は、人材。それにつきる。

福岡は、なかなかセンスの良い人が多いし、地頭も悪くないし、都会的だし。裏表もなく、排他的なところがない。

ここでチームを組んでビジネスやったら、うまくいきそうだなぁ。と。

福岡でビジネスを獲得するというのではなくて。仕事なんて自力でいくらでも持ってこれるという自信のある人間にとっては、信頼できるチームの方が大切だからね。

でも、実際進出してみると、これがなかなか人材獲得できない。

そもそも地元企業の経験しかないと、アグレッシブな挑戦ができていないこともあり、戦略的なことは苦手で、戦術的なことに強い。

だから経理はできてもCFOにはなりえず、技術はわかってもCTOとは言えず、広報はできてもマーケティングではなく。

まー、考えてみたらそこまで優秀なヤツは、どこ行ってもなかなかいないわけなので。だったら偶然に頼ってないで、自分で頑張るか、信頼できるやつをひっぱってくるか、育てるかしかないわけだ。

そして、育てようとしたら、頑張って質の高い仕事を取ってくるしかない。
(このテーマについて別に記事を書きました。)

とはいえ東京とは違って、福岡の人は、仕事の内容も重要なんだけど、人を大切にする。尊敬に値する人がいるかどうか。信頼できる人がいるかどうか。そこが一番重要なんじゃないかな。

だからチームができあがるととても強く。だから採用はとても大切で、優秀な人間がいないと優秀な人が来てくれない。つまり優秀な人間を採用しないと優秀な人間が採用できない。

もちろん経営者はすごく重要だけど、そもそも魅力感じてもらえない経営者だとしたら、それ以前の問題だろうし。

そして、その上で仕事の内容。人生の一時期を賭けるのにふさわしい仕事なのか。

だからこそ、子会社をつくったり、拠点をオープンするのではダメなんだと思う。やるなら本社ごと引っ越してくる。そして経営者は移住する。そこまでやることができれば、優秀な人間は自然と集まる。

そして、そういう会社が福岡に増えてくると、成長の絵を描けないでいる地元企業は、ジワジワと人材流出していく。そうなると、本当の意味で、生き残るための挑戦というか覚悟が決まって、福岡はもっともっと面白くなる。そう思うんだよな。

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