2015年10月12日月曜日

Naish Pivotに乗ってみた

くカイトサーフィンをやっていると、サーフィンの動きにあったカイトが欲しくなってくるよね。スタイルによって違うのだと思うけど、ぼくの場合はこんな感じ。

1. 波へのアプローチの速さ
乗りたい波を見つけたとしても、なかなかカイトがいうことを聞いてくれないことがある。ボトムターンしてもう一度絡みたいのに、カイトがついてきてくれないとか。頑張ってる間に結構走ってしまうので、これは結構もどかしい。

例えばこの写真。立ち上がってきた波に絡もうとしても、カイトは逆向きに引っ張ってるのでアップ取るのに苦労してる。「あー、もー、ホントに!」と思う瞬間。
ライン取り間違えたんだろ、とも言えるけど。


2.波に乗っても落ちない
波乗りをしている時、カイトには空で待ってもらいながら乗る。カイトのパワーはいらないからね。
カイトはオンショアの風で乗るわけだから、波に乗ると一気に風下に下ることになる。当然、カイトのラインは一気にテンションを失うわけで、そうなると下手したらカイトは失速。落ちてしまう。
こうしたことを避けるには、カイトを高い位置に置く。低いと失速しやすいんだけど、どのあたりから危険かは、カイトの性能による。だから、この場所においておけば大丈夫という位置に幅があればあるほど、扱いやすい。

この写真は、波乗りの方向がモロにカイト方向だったので、思ったよりもカイトが耐えてくれずカイトが落ちている最中。
「あー、もー、ホントに!」
カイト位置をもっと高めにしておけばよかっただろ。とも言える。


3.回転半径の小さいジャイブ
単に方向転換するだけのジャイブだったら、大きくスプラッシュ上げながら曲がるのもいいけど、波にからみたいときは、小さく素早く曲がりたい。
これはカイトの回転半径が強く影響する。回転半径が大きいと、カイトは一度上空を通過して方向を変える。そうじゃなくて、カイトループなみにクイッと向きを変えて欲しいんだよね。もちろん、ボードの踏み込みと体の使い方は重要だけどさ。

4.安定したパワー
クイッと曲がった後もそうなんだけど、パワーが安定的に入って欲しい。カイトを振りながらパワーつかむのではなく、曲がりながらも曲がった後も、同じように安定的にパワーがもらえると助かる。これは、波乗りモードからカイトモードに切り替える時にも、カチッとパワーくれるとうれしいよね。

つまり、自分が求めているカイト性能は、アップ性能が良くて、回転半径が小さく、テンションが緩んでも失速しにくく、安定したパワーがあるものということになる。

もちろんテクニックでカバーできることは沢山あるわけで、それはそれで練習して体得しなければならないので、コツコツやってるわけなんだけど。

で、お願いしておいたら、Break Outの森内さんがNaish Pivotを試乗させてくれました。


乗ってみて最初に感じたのは、アップ性能の良さ。OzoneのEdgeと同じくらいぐんぐん上っていく。これは波へのアプローチが簡単になるだけでなく、沖に出るのが簡単になるので、いろいろと嬉しい。

意外だったのは、Wave用カイトとして一般的に言われているような、素早くクイクイ動くという感じではない。素早く動くわけではないけど、回転半径はかなり小さく旋回させることができる。「できる」と書いたのは、操作次第だから。小さく旋回させれば、ジャイブも小さく曲がれるし、大きく旋回させれば結構大きなジャンプをすることもできる。

これは旋回性能というよりもパワーなんだけど、上手く使うとびっくりするほどリフト感がある。ツインに履き替えてジャンプしてみたんだけど、結構ガッツリリフトしてくれて、高さも充分出る。それなのにオーバーには強く、ガンガンくる感じではない。だからこれも操作次第という感じ。

素早く動いてしまうわけではないというのは、だから嫌。という人もいるのかもしれないけれど、波乗りしているとカイトの位置は結構重要。だからカイトを見なくても位置を感じられて、片手で位置修正しやすい方がいいのではないかとも思う。素早く動かす時というのは、方向を切り替える時で、それは素早さよりも回転半径のちいささの方が重要なんじゃないかとも思えます。

カイトの失速に関してだけど、何度も波に絡んでみたけど、やっぱりWave用というだけあってすごく頑張ってくれる。

この写真、Pivotに試乗した時のもの。波で一気に加速したので、バックラインはテンション緩み始めているけど、結局カイトは頑張ってくれて、そのまま乗り続けることができました。


まだまだテクニックを磨かなければ駄目なのはわかっているけど、どうしたらいいのかわからないことは色々ある。これまでのWave用カイトとはちょっと違った個性のおかげで、カイト位置やバーのハンドリング、課題と思われることを今まで以上に気づかせてくれました。

当たり前だけど、これさえ使えば楽々乗れますという道具なんてないわけで。だけど、なかなか苦労していて次に進めなかった扉を開けてもらえると、その先に自分が本当に取り組まなければならない課題みたいなものが見えてくるっていうことは、なかなかいい道具だなと思いました。

ツインで乗っている人がいるのも、よくわかる。ジャンプも充分高さ出るし、回転半径小さいからカイトループもしやすいだろうし。

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