2014年9月3日水曜日

都市はフラットなんだよ

昨日、とある取材があり「福岡から東京に進出する」という文脈の質問を受けた。まぁ、まったくもって取材対象についての事前調査をしてないというか、俺にそんなこと聞くなよ。とは思うけど、仮に生まれも育ちも福岡だったとして、で、会社も福岡で起業して九州の人たちばっかりだっとして、そういう人たちが東京に拠点を開いたら「東京に進出」となるのか。いや、そうじゃないんだよな。

こんだけ東京と福岡を行ったり来たりしていると、2つの都市について、多分普通よりもよく考えるわけなのよ。で、結局のところ、東京も一つの地方であり、東京と福岡に何か優劣があるわけでもなく、それぞれしっかりとした個性を持った街に過ぎない。ただそれだけ。

東京にすんでると、日本ではナニゴトも東京を中心に動いている気がしてしまう。ビジネスとか文化とか、なんかもろもろね。で、福岡にすんでる人たちは、福岡ほどQuality of Lifeの高い街は、国内にそれほど無いと思っている。まー、どっちも言いたい事はわかるけど、やっぱりどっちの言い分も、自分のすんでいる地方の枠を出てないなー。と思ってしまう。

だからまぁ、東京というか関東地方でしか生きて来なかった人間は、ぜひとも福岡とかに来て(引っ越してってことね)働いてみなって。なんつーかなぁ、仕事とか生き方とか、そういう可能性がグッと広がっていく事を感じるはず。できれば2つの都市を行き来しながら働いて、生きてみて。多分、すぐ感じ始めるはず。

で、福岡の人たちは、東京という一つのデカい都市は、単なる一地方でしかないことを理解しなければならない。この東京という地方の特色を活かして自分のビジネスを考えることを、冷静に、論理的に組み立てていく。そういうことができると、何となく感じて来ると思うんだよね。

てなこと考えていって、最近福岡に拠点をオープンする会社が多いのに、なかなか上手くいかない理由が何となく腹に落ちてきた。一つの地方の価値観のまま他の地方の価値をひきだそうとしても、そりゃうまくいかない。どちらかというと、東京の方が機能的に価値を引出しやすい。なので福岡に拠点作りたいなら、福岡に本社構えた方がうまくいく。

そうやって考えていって、ぼくらが「進出」しているんだとしたら、それは「東京」とか「福岡」ではなく、「日本」に進出しはじめているんだろうな。そう感じたわけです。